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弱酸性次亜塩素酸水とは・・・

強力でやさしく、安全な除菌水

■弱酸性次亜塩素酸水は除菌剤の次亜塩素酸ナトリウムにpH調整剤(希塩酸や炭酸ガス)などを混合し、元の次亜塩素酸ナトリウムの 数倍から数十倍の除菌力を持たせた除菌剤です。流通している商品のpH(ペーハー)は一般に5.0~6.5の弱酸性。除菌後(有機物に接触して酸化させた後)水に戻る性質を持っていることから「強力でやさしく、安全」な除菌水として広く利用されるようになりました。
 かつて塩素系除菌剤の除菌力は酸やアルカリの強さによるものと考えられ「強酸性機能水」というものもありましたが、除菌力は「次亜塩素酸」の含有率によって左右され、その含有率の最も高いpH範囲が4.0~5.5の弱酸性領 域だということが分かったことから、今では強酸性機能水を見かけることは少なくなりました。

次亜塩素酸HCLOと次亜塩素酸イオンCLO⁻の含有比がすべて

■弱酸性次亜塩素酸水(以下、「弱次
 水」)と次亜塩素酸ナトリウム水溶液(以下、「次亜ソー」)には 次亜塩素酸HCLO(以下、HCLO)と次亜塩素酸イオンCLO⁻(以下、CLO⁻)が含まれています。弱次水にpH調整剤が含まれる他は両者とも 基本的に同じです。
 それでは何が違うのかと言うと、それはHCLOとCLO⁻の含有比です。HCLOの除菌力はCLO⁻の数倍から数十倍と 言われます。つまりHCLOがどれだけ多く含まれるかで除菌力が決定すると言っても過言ではありません。弱次水に含まれるHCLOは pH5前後でほぼ100%、pHが6に上がっても90%含まれます。一方、pH9.5の次亜ソーでは殆ど含まれません。従って同じ除菌力を求め るなら、弱次水は次亜ソーよりはるかに低い塩素濃度で済むということになります。
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